苺のショートケーキ - 生クリームに込めたやさしさと美しさ -
職人の手が生む、しなやかな味わい
パドゥドゥのお菓子作りの根底にあるのは、自然への敬意と、心地よい時間を届けたいという想いです。
地域の風土に根ざし、自然と調和しながら生まれる素材の恵みを大切に、引き算の美学で、シンプルだからこそ際立つお菓子を目指しています。
苺のショートケーキでその象徴と言えるのが、「生クリーム」です。
素材の味わいをそのままに、心地よい軽さと口どけを追求すること。
見た目だけではなく、食べる人の“幸せの余韻”までをデザインすることが、職人のこだわりです。
ウェディングケーキで培った確かな技術
パドゥドゥでホールケーキをメインに手がける職人は、かつてウェディングケーキ職人として、一日に複数のお客様それぞれに添ったウェディングケーキを仕上げてきました。
その現場では、「純生クリーム」「植物性クリーム」「両者を混合したクリーム」など、性質の異なる3種の生クリームを扱い分ける技術が求められます。
膨大な作業量の中でも美しく、安定した仕上がりを保つためには、体力と集中力、そして何よりも“生クリームと対話する感性”が必要でした。
理想の口どけを生む、繊細な立て方
彼女がパドゥドゥのデコレーションケーキを作るために何よりも大切にしていることは、生クリームの「立て方」と「キメの整え方」。
空気を含ませながら高速で立て、次に低速に落としてクリームを落ち着かせる。
五感のすべてを使って理想の状態を見極めます。
さらに前夜からの仕込みも欠かしません。
砂糖と生クリームを合わせ、一晩じっくりとなじませることで、きめ細やかで艶やかなクリームに。蜜玉を含む和砂糖は丁寧にふるい、金属の香りが移らぬよう、ホイッパーのあたり方にも細心の注意を払います。その一連の所作は静かで、味わう人の笑顔を思い描きながら、ひとすじのクリームを仕上げていきます。


自然の恵みをそのままに - 素材への想い -
パドゥドゥが選んだのは、北海道よつ葉乳業の100%動物性の純生クリーム。
ほかの素材を混ぜず、乳脂肪だけで仕立てた本来の味わいです。
繊細で扱いが難しいからこそ、澄んだコクと、すっと消えるような口どけが生まれます。
甘みには、やさしい和砂糖を。
自然のままの色と風味を残した砂糖が、生クリームの白さと静かな甘みをそっと引き立てます。
苺のショートケーキを支えるスポンジ生地にも、素材への丁寧なまなざしを。
国産小麦やなたね油を使い、しっとりとやわらかな食感を生み出しました。
キメの細やかな生地は、口の中でふわりとほどけ、生クリームのやさしさとひとつになります。
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新しく生まれ変わった、苺のショートケーキ
苺のショートケーキのデザインを、新しくしました。
ひとつひとつ、形の違う苺をそのままに。
まるで自然の中にある“少しのゆらぎ”のように、完璧ではない美しさを大切にしています。
そっとたたずむケーキが、皆さまの時間にやさしく寄り添えたらうれしいです。
また、より多くのお客様に気軽に楽しんでいただけるよう、新たに3号サイズもご用意しました。
大切な人とのひととき、自分への小さなご褒美に──


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お気軽にお楽しみいただけるサイズの国産苺のショートケーキ。
ご予約を心よりお待ちしております。