パドゥドゥの駐車場が変わります
スケジュールのところでもお話ししましたが、あっというまに6月。
今年の初夏は過ごしやすかったなあ、その分、夏の暑さが恐ろしいなあとびくびくしています。
さて、今年に入ってチーム東大宮(パドゥドゥに関わりのある素敵な皆さま)のみんなにはそれぞれ変化がありました。
自分でひとりだちをしてあらたなやわらかな世界を紡ぐこと、お店を閉めてしっかりと自分と土地に根づく仕事がをすること、植物の力を信じて小さな世界から丁寧に伝えること、凛とした志を持って日々縦に横に移動して軽やかに動くこと、変わらずに変わり続けていくこと。
そんなかっこよくて尊敬してやまないみなさんがいるからこそ、ここでできることがあるなあ、と刺激とパワーをいただいています。
来年パドゥドゥは創業40周年になります。
新たなことをはじめていきたいと思います。
お客様に日々支えていただき、この何年かやってこれました。
本当にお待たせしてしまいましたが、今秋ぐらいから、徐々にスタートしていきたいと思っています。
ちょこちょことしたお知らせにはなっていくかと思いますが、お客様に楽しみにしていただければ幸いです。
パドゥドゥの駐車場は、枕木が敷き詰められ、季節ごとに緑がたのしめるようにしていますが、15年前は何もないコンクリートの土地でした。
そこから、コンクリートを剥がし、土を入れ、枕木を入れて、木々を植える作業をしていき、現在の姿になっています。
風が吹けば、葉がそよぐ様子が、窓越しにも目に映り、働く私たちも健やかな気持ちにしてもらっています。
ただ、昨今の異常な暑さの弊害はものすごく。
さいたまに住んでいらっしゃるお客様には共感していただけるのではないのかなあと思うのですが、さいたま・・・耐え難い暑さですよね。><
さいたまが暑くなる理由は2つあるそうです。
熊谷の地方気象台のHPに掲載されていました。
1つは、気温の上昇を抑えるための、冷涼な海からの南風が東京などの大きな都市を通ってくる間に暖められながら運ばれてくることで、気温の上昇を抑える効果が小さくなること。
2つ目の理由は、大都市で人工の熱などのために気温が高くなる、「ヒートアイランド現象」。
具体的には、日中に太陽から熱を受けたコンクリートのビルや、アスファルトの道路は、夜になって徐々に放出するため、地面付近に熱がたまりやすいこと。エアコンや自動車などが、人工的な熱をたくさん出すこと。水分の蒸発で まわりの気温を下げてくれる土の地面や草や木が、都市の中心部には少ないこと。
ヒートアイランドは、1年をとおしておこる現象で、特に冬の気温への影響が大きく、夏でも最低気温を上昇させてしまうと、最高気温が高くなりやすい状況をつくり出してしまいます。高温や、局地的な集中豪雨との関連もあり、都市の環境問題の大きな課題のひとつです。
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パドゥドゥの駐車場の話に戻ります。現在、パドゥドゥの駐車場は、表面が乾いてしまっていて、保水力がない土の状態になってしまっています。
木を植えていても自分たちで循環できるような状態ではなくなってしまっていて、暑い時期だと、朝早くと夕方の気温が落ち着いた状態の時に二度ほど水やりが必要になってきてしまいます。
植物たちもからからで喉がかわいてしょうがなくてかわいそうですし、人間も大変です。
そこで、植物も人間も気持ちのいい健やかな状況を作りたいと思い、駐車場にさらに木を植えて、土の中の環境改善をして、微生物や菌糸たちがしっかりと活躍できるような、場所にしていきたいと思っています。
健やかな森に入ると、落ち葉が積み重なってできたふかふかの土の状態であり、そのような土の中では、微生物や菌糸たちが活躍してくれて、土の中の隙間を水が縦横無尽に通り、土の中を瑞々しく健全に守ってくれているのです。
微生物たちのごはんになるような落ち葉などがないと彼らは生きることができません。そうすると、水も通らず、かちかちでぎゅっとした詰まった土になってしまうのです。かちかちの土には、隙間がないので、雨が降っても染み込んでいかず、染み込まなかった雨は流れていくばかり。土砂崩れや、都市での浸水などにつながります。
保水力のある健全な庭が作れれば、その中は、マイナス5℃くらいは軽くいけますよ!という頼もしいお言葉をいただき、木たちもしっかりと気持ち良い状態でいられて、自分たちにとっても涼やかで心地のいい場所ができればなお最高だなあと思っています。
お庭の施工は、我らが東大宮の来島由美さんと、高田造園で働いていらっしゃった稲村さんにお願いしています。
今をときめく信頼できるお二人にお願いすることができて、心から楽しみです。
少しずつ様子をお伝えできればと思っております。